「まんじゅうが見たい!」という思いだけで、建築雑誌のコピーを片手にロッテルダムへ出かけ、21番トラムの最終駅まで。そこから人気のない一本道をひたすら歩く、歩く。ようやくまんじゅうが姿を現したと思ったら、それはどうやら企業の敷地内にあるらしく、警備のおじさんに止められた。
「中には入れません」
「ダメなの?」
「ダメです。」
「あれが見たいんだけど」
「ダメです」
「日本から来たのよ!あれ見るために!!」
と言って、まんじゅう掲載誌のコピーを差し出す。警備のおじさんにとっては見慣れたまんじゅう。そんなものを、アジアからわざわざカメラを持ってやってくる私の根性に呆れて笑いつつ、ボスに電話をかけてくれた。ところが「ボスは多分ランチタイムだ」──結局、まんじゅうを間近に見ることはできなかった。
そこで諦めるわたしじゃない。まんじゅうがよく見えるポジションを探してさらに歩く。取り巻いている柵ごしに覗き込む。藪の中をかき分けて、柵の隙間から写真を撮る。ああ、まんじゅう〜。もう思い残すことはない。ちなみに、まんじゅうは、たぶん貯水タンクか何か。
「KUNSTHUL」のオーディトリアム。ヘンリームーア展が開催されてた。
この美術館、なぜか小さい子どもがいっぱいだった。
ここのウェブサイトをいつか手がけたいと密かに思っている。

「CAFE DE UNIE」もずっと見たかったカフェ。あいにくカフェはお休みだった。
写真を撮るのに、靴がどろんこになった。

握手するのを忘れた。

整然と並ぶ住宅。まんじゅうを探して歩く途中で。

一心不乱に草を貪る羊の群れ。背中に鳥が止まろうと気にしない。
柵を作って羊を追い込むおじさんと「Dag!」と挨拶を交わす。

こういうのを紙に描くのは誰でもできる。実際に作っちゃうのがすごい。
ロッテルダムはそういう建築が山のごとし。

鳩おばさん。ただただ抱いた鳩を撫でていた。

エラスムス大橋を見に行く途中の地下鉄駅。

エラスムス大橋を見に行った後の地下鉄に続く歩道。

KPNのビル。壁一面に映し出される緑の電飾がにぎやか。
そのななめっぷりと、突き刺された柱をこの目で見れて満足。

「LUXOR THEATER」の佇まいは派手すぎず、直線と曲線のバランスが絶妙。
見とれてたら、すれ違ったおばさんが写真を撮ってくれた。わたしの写真はこれ1枚。
NAi(Netherlands Architecture institute)は、ロッテルダムの建築博物館。
到着したら「あと20分で閉館よ」と言われて、建物内を歩いて終了。残念極まりない。
開催中のEXIBISION「SPECTACULAR CITY」の図録を買った。

この窓、実際はシンメトリーになっている。

MUSEUM PARK内には野生のウサギが!

夜は知人宅にて食事。迎えにきてくれた彼女が乗っていた車は、わたしの思い出の車、フィアットプントのカブリオレで、2年ほど前に手放したきいろい号を懐かしんだ。たくさんの素敵な出会いの後、アムスへ帰った。